新型コロナ・ウイルス感染が世界中を不安にしていますが、ザ・ドリフターズの志村けんさんが新型コロナ・ウイルスによる肺炎で3月29日に亡くなったというニュースが30日の今日発表されました。
いまネット上でこの話題が持ちきりで、何も私があえて何か書く必要もないのかも知れませんが、なにか書かずにはおけないという、なんというか、ものすごい志村ロス状態になっています。
それだけインパクトのある存在だったのだと思います。
昭和40年生まれの自分は、ちょうどザ・ドリフターズの荒井注さんが引退して、志村けんさんが見習いで入ったときを子供のときにリアルタイムで見ていた世代です。
多分、私の年代のあたりの人は、志村より荒井注のほうがいいぜ、とちょっと大人びたことを言っている人が多いのではないでしょうか?
なんとなく志村けんというと子供受けするネタが多いという印象があります。
ちょっとませたガキだった私は、荒井注の「なんだばかやろう」のほうがシュールな感じで好きでした。
そんな私の志村けんの最高のギャグ?は「東村山音頭」です。
荒井注からメンバーが変わって、最初は志村けんがちっともおもしろくなくて、やっぱ荒井注のほうがよかったじゃん、みたいなことを言っていたときに、突然「東村山音頭」が出てきて一気に「志村おもしろいじゃん」みたいな空気になったのを覚えています。小学校の低学年だったと思いますが。
(今思うと、低学年の割には「荒井注のほうがおもしろい」だの、「志村つまんねえ」だの随分ませたガキですよね。そんなませたクソガキどもが加藤茶の「ちょっとだけよ」を見て「もっとやれー」とか言ってたわけです)
先日、ユーチューブで志村けんが若いころ「東村山音頭」を歌っている映像があったのを見つけて、子供のころがフラッシュバックして、しみじみと聞いてしまったばかりでした。
わたしの中では、「東村山音頭」はお笑いではなく、サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」みたいなオールディーズになってしまっています。
それ以降のギャグは、わたしが中学生以上になってしまったので「8時だよ全員集合」より「オレたちひょうきん族」のほうがおもしろかったので、志村けんのネタはなんだか子供向けみたいで、あまり好きではありませんでした。
(実は、ザ・ドリフターズのネタはあんまり子供向けではないんですが)
しかし、いまユーチューブでみると、結構きわどいネタやってますよね(笑)
いまの地上波じゃ絶対できないようなのありますもんね。
また昭和がひとつ遠ざかった、というか自分の思い出が遠くへ行ってしまったような志村ロス状態になっている人が多いのではないかと思います。
心からご冥福をお祈り申し上げます。