「東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!」という本を読みました。
表紙をみてタイトルを書いたんですが、これがほんとのタイトルかわかりませんwww
この本は、よんで得(買って得)です。
この本の中で東大の先生が言っていますが、将来日本の数学の教育要綱が変わって、どんなときに数学を使うのか、ということをはじめに教えるようになるそうです。
わたしは、高校時代まで数学が苦手だったので、試験科目に数学のない文系を選んで「経済学部」に入りました。
いまでこそ、経済学部はバンバン数学を使っているようですが、私が大学生だった1980年代の日本の一般的な大学はまだ数学ができなくても卒業できましたww
大学在学中に、「プラザ合意」なるものがあり、いきなり円高の波が押し寄せて、それまで夢のまた夢だった海外が急に近いものになり、わたしも調子に乗って英語もできないのに、なぜか雰囲気だけでイギリスに留学してしまい、大学院で経済学を専攻してしまいました。
してしまいましたというのは、入ってビックリ、先生がホワイトボードに書くのはグラフと数式ばかり。
オリエンテーションで、「このコースを卒業するためには2つの言葉ができないといけない、一つは英語でもうひとつは数学です」と先生が言った通りの世界でした。
そんなわけで、それから高校の教科書を日本から取り寄せてやり直した思い出があり、いまとなっては比較的数学好きではないかと思えるまでになりました。
そのときに思ったのが「何に使うかわかっていれば、結構数学は面白い」ということです。
自分の場合は、複雑な経済モデルを理解するために数学が必要だったんですが、わかってくると結構これがおもしろい、
勉強に限らず、できるようになってくるとなんでもおもしろいもので、数学なんてそれに人生を捧げた人たちが山ほどいる分野なんですから、面白みがないわけがない。
ただ、自分が高校までの授業で経験したように、世の中のどういうときに数学を使うのかがわからず概念ばかり習うと苦痛でしかないですよね。
漫才で、学生時代の数式とかどこで使うんだ!というネタがありますが、いやいや漫才師だから使ってないんだっつーの!
いま、建設業で働いでいますが、構造計算とか数式バンバン出てきますwww
そういうわけで、どういうときに数学を使うのかということをはじめに教えて、それから個々の概念を教えていくというのは大賛成です。
そういう時代に生まれてれば、わたしも胃が痛い思いをしないで済んだのかもしれません。
今となっては、いい思い出ですが。。。