日本ハムの社長と執行役員ががセクハラ問題で辞任したとか。
この記事を読んだら、明日は我が身だ、と思う人も多いんじゃないでしょうか?
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1月29日付で末沢寿一社長と執行役員のY氏が「一身上の都合」で辞任すると発表。その理由はセクハラ発言でした。
「週刊新潮」の記事によると、事件は昨年10月6日に置きました。
羽田空港にある航空会社のVIPラウンジに末沢氏とY氏ら4人が入ったとき、Y氏が女性アテンダントに「この時間だとシフトは何時に終わるの?」、「この後、彼氏とデートするのかな?」などと質問したそうです。
続けてY氏は「彼氏とする時は制服でするの?」、「(末沢)社長がシャワーを浴びてるから、社長の体、洗ってあげてよ」などと卑猥な言葉をと畳みかけそうです。
事態を重く見た航空会社は10月24日、日ハム側にセクハラについて報告。
日ハムは内部調査で事実を確認し、トップの交代劇に至ったとのこと。
日ハムは、「執行役員が不適切な発言をしたのは事実。末沢はそうした発言をしていません」(広報IR部)と答えているという。Y氏はすでに依願退職し、末沢氏は3月末まで取締役を務めたあと退社する方針とのこと。
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想像ですが、会社の幹部でラウンジという密室で気が緩んでつい悪乗りした行動だったんじゃないかと感じます、同じ男として、ラウンジやレストランでかわいい子がいるとついを声をかけたくなるのは非常にわかる。
ただ、時代がいまセクハラやパワハラに非常に敏感なときに、やっぱり立場を考えて発言しましょうということなんでしょうね。
オヤジとして気になるのは、どこまでセーフかということですが、専門家の見解ではすべてがアウトになるそうです。
『何時まで仕事?』は女性が交際を求められていると解釈したら不愉快な言動と見なされる。
『彼氏とデート?』は性的なことを詮索されたと受け取られる可能性があるのでやっぱりアウト。
『制服でするの?』『体を洗って』は性的な領域に踏み込んでいるので完全にアウト。
最近はどの業界も、「社員を守る」という方針の会社が増えているので、今回のようなセクハラ発言で苦情を申し立てる事案はどんどん増える傾向があるようです。
気になるのは、自分では言わなかったが、一緒にいた社長の責任です。
今回は、部下の指導・監督責任が問われ、卑猥な発言を止めなかったことが責任重大と見なされたようです。
ということは、私も社長ではありませんが、上司にはなるので、今後は社内の飲み会や取引先との宴席で部下が女性社員にセクハラ発言をし、それを放置したら上司の自分も責任を問わる可能性がある、ということでしょうか。
ますます、女性社員と話したくなくなってきた(笑)。