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いまではごく当たり前になっている、エスカレーターに乗る際に、急がない人は左側に立つという習慣。

 

最近、この左側に立つという習慣が非効率ではないか?という意見が出始めているそうです。

 

 

個人的な意見では、とんでもない!ど真ん中に並んで立たれてるほうがよっぽど非効率!

非効率じゃないか?という意見をいう人は、いまのような習慣ができる前を知らないからだと思います。

 

私が読んだ非効率ではないかという意見が出ているという記事では、いつ頃からどのような理由で今のようにエスカレーターの脇に並んで乗るようになったのか不明と書いてありました。

 

しかーし、私はその問題に答えられます。

 

それは、私がイギリスに留学していた時期に起こったことだからです。

 

私が初めてイギリスに行ったのは1988年4月ですが、そのころは日本ではまだいまのようにエスカレーターの片側に立つという習慣はありませんでした。

おばちゃんや女子高生が並んでおしゃべり、その合間をくぐって追い越していった記憶があります。

並んでエスカレーターに立たれると、まー非効率だこと!

 

なぜわたしがここまではっきりと覚えているかというと、1987年ごろのロンドンの地下鉄ではすでにエスカレーターの片側に立つことが習慣になっていたからです。

(イギリスではエスカレーターの右側に立っていましたが)

 

それをみて、「こういう習慣が日本にもあればいいのに。。」と思った記憶があります。

 

そして、日本に完全に引き上げてきた1992年ごろには、すでにみんなエスカレーターの左に立つ習慣ができていました。

なので、いまのようにエスカレーターの片側にたつという習慣は、1987-1992年の間ごろに定着したということです。

 

さて、ではなぜそういった習慣が起こったのか?ということです。

これはわたしの推測ですが、ちょうどわたしがイギリスに留学したのは、1985年のプラザ合意で急に円高となり、それまでは海外というのは非常に遠い世界だったものが、円高のおかげで一気に身近になったため、多く人が海外に出たときに、エスカレーターの習慣を見て「日本だっせー」となったのではないかと思うのです。

 

イギリスで習慣になっていたぐらいなので、おそらくヨーロッパ、アメリカも習慣になっていたんじゃないかと思います。

 

なので、エスカレーターにいまのように左側に並んで立つようになった理由は、日本人が急激に海外に出れるようになって、その文化を輸入したから、だと思います。

 

 

思えば、いまは気軽に海外に行けるようになりましたが、わたしがイギリスに最初に行った1987年の時は、最安値の航空チケットのパキスタン・エアライン26万円で、32時間かかってへとへとになってたどり着いき、イギリスって遠いんだなあ。。。と思ったものでした。

それから、どんどん格安の航空機が出てきて、最後はノンストップのvirginエアラインで片道9時間。。。

実は南回りだったから時間がかかっただけでしたwww

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